さまざまな行事がある年末年始その終わりを飾るのが鏡開きですね。(●´ω`●)
鏡開きの日や、方法は地域やご家庭によって色々ですがどんな意味があるのでしょう?
鏡開きってよくテレビで見るけど実際の日にちなどご存知ない方も多いのではいないでしょうか?
今回は鏡開きをテーマにご紹介してみたいと思います。
鏡開きとは?
お正月の行事のひとつである鏡開きは鏡餅を割ってお雑煮や汁粉などにして入れて食べる儀式です。
1年間の一家の無病息災を祈って行われます。
また、清酒の樽のふたを叩いて割って振る舞い酒としてみんなで飲む儀式も鏡開きと言います。こちらはお正月以外にも結婚式などのおめでたい席で行われ、鏡になぞらえた樽を開く事で今後の運を開けるという意味があります。
鏡開きの由来
鏡餅を使った鏡開きの由来
お正月の間、年神様の依り代となっていた鏡餅には神様の力が宿ると考えられていました。
神様に感謝しながらそれを食べることで、無病息災を祈願し、神様の力を体内に取り込むわけです。
そのありがたいお餅を包丁などで切ってしまうと縁起が悪いということで、手または木槌で食べられる大きさに割りました。この行為が「開く」と表現され、「鏡開き」と呼ばれるようになりました。
酒樽を使った鏡開きの由来
昔、武士が出陣の際に、味方の気持ちを鼓舞するため酒樽を割り、お酒を振る舞ったことからきていると言われています。
丸くて平らな形の酒樽のふたが「鏡」と呼ばれたことから、樽のふたを割って、酒を飲み交わすことも「鏡開き」と呼びました。
「鏡」は昔から魂が宿る大切なものとされていたので「割る」という言葉をきらい鏡餅も清酒の樽も「鏡」を「開く」と表現します。
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関西と関東で鏡開きの日は違うの?
一般的には1月11日に行われることが多いです。しかし地方によって日にちの違いがあります。その理由は江戸時代までさかのぼるんですよ!。
注連縄(しめなわ)、門松などお正月飾りを飾るのは、「松の内」というお正月の期間までです。
その松の内は、元々は1月15日まででした。
昔、鏡開きは松の内の後、1月20日に行われていましたが徳川家光(一説には徳川家康)が亡くなった4月20日の「20日」を忌日として避けるようになりました。
更に、関東では江戸幕府から「松の内は1月7日まで」とする御触れが出たためその後の1月11日に鏡開きをする風習が根付きました。
関西ではこの風習が広まらず、元々の1月15日までを松の内としたため鏡開きも松の内後の1月15日または20日になったとか。
京都ではお正月の三が日を終えてから鏡開きをするということで1月4日に行う地域もあるそうです。
樽ってレンタルできるの?
お祝い事に鏡開きをしたいけど、樽酒を買うのはちょっと高そうで・・・。なんて思ってしまって敷居が高いですよね。
ならば「レンタル」は?と思い、調べたところ、レンタルが可能でした。樽の大きさも各種あり、基本的には樽や木槌枡など必要な物はすべてレンタルできるようです。
お酒も用意してくれる場合もあるそうですのでインターネットで調べてみてはいかがでしょうか?レンタルで鏡開きができるのは嬉しいですね!