秋も深まるとあれよあれよという間にもう師走…
この時期になるとお掃除やら、お正月のお買い物やら何かとあわただしくなってきます。
近年ではデパートなどで美味しいおせちも沢山販売されて、毎年友人もそれを楽しみにしているそう♪お店のおせちって開けると宝石箱のように綺麗♪ハズレもありますが…(笑)
そんなおせちに入っているものの数々にはきちんと意味が込められています。
おせち料理の意味!ぼうだらでたらふく?知って楽しいお正月
おせち料理にはずせない物たち
おせち料理はもともと、「せちく」と行って「五節供」に供えられていたそうです。
神様へのお供え物であり、また家族の幸せを願う縁起物でもあるおせち料理には、子孫繁栄、家族の健康、五穀豊穣などの祈りが込められています。
おせち料理の中身には意味が込められている
北海道では鮭、九州の福岡ではブリ長崎ではクジラなど、地方によってめずらしい食材もあります。ではおせち料理として食べられる食材に込められた意味の代表的なものをご紹介します。
ぼうだら
お父様方が大好物なぼうだら(棒鱈)は関西人の私の家では、あたりまえだのクラッカーですが、これって関西地方のみの食材だそう。
ぼうだらは乾燥させて食べる保存食とされていましたが、関西に広がってからは、縁起物に外せない食材になったそうでうす。
鱈腹(たらふく)食べれるという語呂からきたのではとは言われていますが、
たらふくの腹を=福としての意味が込められているようです♪
紅白かまぼこ
紅白はお祝いの色で、かまぼこの半円形は「日の出」を象徴しており、元旦には欠かせません。
黒 豆
黒は邪を払う色、「まめ」は勤勉・健康を意味します。まめに働き、まめに暮らせるようにと願います。
まめに働かないと!と!意味を知って言い聞かしている私です(笑)
伊達巻
甘くてふわふわ見た目も可愛い伊達巻さん。江戸時代に長崎から江戸に伝わったカステラかまぼこが、伊達者(しゃれ者)の装束に似ていたことからその名がついたそうです。
それから「伊達」は豪華さや派手さを意味し、おせちを華やかにする存在に♪
伊達巻の巻きの巻き=本(巻物)をさすので、知識や文化の発展を願う縁起物なのです。
栗きんとん
縁起の良い「勝ち栗」とクチナシで黄金色に色づけした甘いお芋は、山の幸の代表♪
きんとんは漢字で「金団」と書き、栗は金塊に見立てられ、豊かさと勝負運を祈る縁起物なのです。
昆布巻き
昆布は「よろこぶ」にかけてお祝い事には欠かせません。おせち料理では煮しめにも使われ、健康長寿を願います。
田作り
昔、干した小魚を肥料として田畑に撒いたことから五穀豊穣を願って名づけられたそうです。ごまめ(五万米)とも言いますよね♪じいじが大好きだけど、作るとたまに焦がしてしまいます(涙)
数の子
ニシンの卵の塩漬け。ニシンを二親にかけたくさんの卵から子孫繁栄を祈るものなのです。
数の子大好き♪争奪戦です。
そうそう数の子、だしに浸して味つけしますか?関西では塩抜きをして醤油をかけて食べる習慣があります。
え び
ひげが長く腰が曲がっていることから、長生きを願って使われるおめでたい食材になっています。
お正月になると有頭エビの値段上がるんですよね…くやし~。
くわい
大きな芽がでることから、出世を祈願するのですって♪
ごぼう
地中にしっかりと細く長い根を張ることから縁起の良い食材とされています。たたきごぼう、八幡巻、煮しめなどに使われます。
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お重にも意味がある?
実は現在のお重スタイルになったのは明治時代以降
おせち=お重のスタイルが完全に確立したのが、第二次世界大戦後にデパートがおせち料理をきれいな重箱に詰めて発売したことからとも言われているんです。
重箱に詰め重ねる意味は、めでたさや幸せを重ねることにつながり縁起をかつぐ為と言われています。
つまりお重にもきちんと意味が込められていたのですね☆
重箱のつめ方
また、ラップなどが無かった時代には蓋があって重ねられる重箱が活用されたというのも、おせち料理を重箱に詰める実用的な理由だったのではなかったのかな?と思います。
一般的に重箱の正式な段数は5段重ねとされています。
- 1~4段目に料理を詰め
- 5段目は神様から授かった福を詰めるために空にしておきます。祝箸を入れる地域もあるようです。
正式には5段と言われる重箱ですが、核家族化など時代の変化によって現在では2~3段のものが多くなってきています。
では私もおせち料理を作る際にはつめ方がいつも気になっています。地域や各家庭で詰め方は色々ですがここでは基本的な詰め方をご紹介しますね。
- 一の重 「祝い肴」 黒豆、カズノコ、田作り(ごまめ)など。
- 二の重 「口取り」 きんとん、かまぼこ、伊達巻など大人も子供も食べられるように甘いものが中心。
- 三の重 「焼き物」 焼き魚やエビなど海の幸。
- 与の重 「煮物」(四は忌み数のため使わない) 野菜の煮しめや筑前煮など山の幸。
- 五の重 控えの重 空にしておく。家族の好きなものを入れても良い。
このように、おせち料理にはさまざまな願いが込められています。お屠蘇(とそ)は邪気を払ってくれますので、ともに家内安全、無病息災を祈りながらゆっくりと味わってみて素敵なお正月を迎えましょう!
おせち料理の由来
おせちは、漢字で「御節」と書きます。この御節とは暦の上での節句(節供:せちく)のことでおせち料理はもともと五節供に供え、頂く料理でした。
五節供とは
1月1日の元旦、3月3日のひな祭り・5月5日の端午、7月7日の七夕・9月9日の重陽の節句をさします。
平安時代のころから朝廷ではこの節日に、神様にお供えしたお料理を分けて頂いていました。このご馳走を「御節供(おせちく)」と呼んだそうです。
それが略されて「おせち」という現代の呼び名に♪
現在では五節句の始めお正月の料理を表す言葉として定着していますよね!
おせち料理の意味まとめ
お正月もスーパーも空いているし、昔ほどお正月=せち料理という習慣がなくなってきているかもしれませんが、やっぱりないと少し寂しい気がしますよね。
やっぱり!おせちでお正月を迎えたいと思います(/ω\)
私も毎年(悪戦苦闘しながら)どうにか楽しく作っています。
男性はごまめが好きな方多いのでは?私は断然数の子派です♪
これからは、『出世のくわい~』『長生きのえび~』などと思いながら食べるのも楽しいと思います☆(*^-^*)