冬はぴゅーぴゅー風邪が吹き寒い日が続きます。そんな中でも、2月をむかえる頃には、「立春」という言葉を耳にする機会も増えてきました。
でも、いざ立春とはいつなの?何の日だっけ?(=゚ω゚)ノと思われた方は私だけでしょうか?春が立つ。もうすぐ春が来るという事だよね?私もこんなニュアンス風の知識でした。
立春という言葉には、どんな意味が込められているのでしょうか?
立春とは
立春とは、二十四節気(にじゅうしせっき)のはじめの節をさします。暦の上ではこの日が春の始まりで立春から立夏の前日までが春でした。
旧暦では、立春を新しい年の始まりと考え、お正月は立春とほぼ重なっていたんです。今でもお正月に「新春」「迎春」などの表現を使うのは、そのなごりなのです。
立春の前日の節分は冬と春の節目であり、現在の大晦日のようなものと考えるといいですね。
立春を基準にさまざまな節目があり、立春から数えて88日目を「八十八夜」といって茶摘みをする目安にしたり、210日目を「二百十日」、220日目を「二百二十日」といって、台風の襲来を警戒する日にしていました。
立春から数えて○○日という表現は、日本人がこの日を大事にしてきたことが表れているのでしょうね。
立春とはいつ?
ちなみに二十四節気とは、月の満ち欠けをもとにした太陰暦の日付と実際の季節感のずれをなくすために、太陽の動きを基にして中国であみ出されたものです。
太陽の高さが最も低くなる「冬至」、最も高くなる「夏至」、その間の「春分」と「秋分」この4つを基準にして1年を24等分したもので、
およそ15日おきの区切りがあり、それぞれの期間の季節の変化を表した名前がつけられています。
立春は、冬至と春分の間の2月4日頃2015年の立春は2月4日です。
この時期、よく耳にする春一番は立春以降に初めて吹く南よりの強風のことだそうですよ(*^_^*)
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名ばかりで寒い日がつづいております。
と言われる意味は?
この時期になると、手紙やはがきなどさまざまなお知らせの文章の冒頭に、「立春とは名ばかりで寒い日が続いております。」という挨拶文が見られます。
春という字は入っているけれど春のように暖かくないという意味をさすのです。この時候の挨拶は、季節の移り変わりを表わす言葉と同時に相手の健康を気づかう意味も含まれています。
「毎日寒いですが、お元気でしょうか?」
そんな気持ちを込めて季節のおたよりをするのも喜ばれそうですね♡
時候の挨拶には、他の二十四節気の名前が登場することもしばしばあります。どの名前がその季節に当たるのかを知っておくと便利ですよ♪
立春寒波とも言われています
実際のところ、立春の頃に寒さがピークになることも多いですよね。記憶に新しいところでは2014年の2月立春の日から日本全国に強烈な寒波が流れ込み、その影響で、東京で45年ぶり石巻などでは91年ぶりの大雪に見舞われました。
立春寒波として連日ニュースで、報道されたのを覚えておられる方も多いのではないでしょうか?我が家でも家族の乗る飛行機が飛べず、帰省が遅れたことがありました(^_^;)
立春は「春」ではなく、これから徐々に寒さが和らいで春に向かう日ということですね。
まとめ
一年で一番寒い時期の小寒、大寒が終わり立春になることを寒明けと言うそうです。
まだまだ寒い日は続きますが、立春という言葉には春の訪れを心待ちにする気持ちが込められているだと思います。
(*^-^*)立春という言葉を聞くと気分がほがらになりますね。